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終活として身辺整理を行うコツは?メリットや始めるタイミングを紹介

積み重ねられた箱

 

安心して人生の終末期を迎えるための準備「終活」。終活においてやるべきことはいくつかありますが、その中でも特に重要なのが身辺整理です。本記事では、身辺整理を行う方法やポイントを解説します。整理すべき物の具体例や、終活を始めるタイミングについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

身辺整理とは

身辺整理とは、自分の身の回りにある物やデータ、人間関係なども含めて必要な物と不要な物を区別し、整理していく作業です。終活における身辺整理は、自分に万が一のことがあった場合に、残される家族の負担を軽減することを目的とします。

身辺整理を行うメリット

身辺整理を行うことで得られるメリットは、以下の通りです。

 

  • 将来の不安が軽減できる
  • 快適な生活が送れる

 

それぞれ、見ていきましょう。

将来の不安が軽減できる

身辺整理を行うことで、将来の不安が大幅に軽減されるはずです。自分の周りの物が整理整頓されており、必要なデータなども適切に管理されていれば、万が一の事態が発生しても冷静に対処することができます。また、家族への負担も軽減するため、精神的な安心感を得られます。

快適な生活が送れる

元気なうちに身辺整理を行うことで、生活の質が向上する点も大きなメリットです。環境が改善されて住み心地が良くなるだけでなく、自分の資産状況などを把握すれば、計画的な老後の生活設計が可能となります。精神的なストレスからも解放されるため、より充実した日々を過ごせるでしょう。また高齢者の場合、整理整頓された環境で暮らすことで事故や怪我のリスクを減少させることができます。

身辺整理を始めるおすすめのタイミング

身辺整理を始めるおすすめのタイミングは、早ければ早いほど良いといえます。特に引っ越しや転職、定年退職など、環境や生活リズムが大きく変化するタイミングは、身辺整理を始めるのに良い機会です。人は年齢を重ねると、体力が低下するだけでなく、新しいことに取り込む気持ちの余裕がなくなるものです。健康で気力のあるうちに身辺整理を始めれば、快適な環境で生涯を過ごすことができます。

終活で整理すべき物

終活で整理すべきものを、具体的に挙げてみましょう。

 

  • 財産や貴重品
  • お金関係
  • デジタルデータ
  • 思い出の品
  • 人間関係

 

それぞれを整理したほうが良い理由も併せてお伝えします。

財産や貴重品

万が一に備えて、預貯金通帳や不動産の権利書、有価証券等の重要書類は、リスト化してどこにあるかを明確に示しておきましょう。また、エンディングノートなどに、金属や骨董品などの物品についてその所在や価値を記録しておくと、残された人が困らずに済みます。また、保険証券や年金関連等の書類も慎重に管理し、定期的に内容を確認してください。

お金関係

銀行口座を複数持っている場合や、電子マネーやクレジットカードなどを使用している場合は、それらの情報をきちんと管理しておきましょう。現在では決済手段が増えてきているため、遺品整理の際に見落とされる可能性があります。また、定期的な支払いや引き落としの情報も分かりやすくまとめておけば、残された家族がスムーズに手続きを進められます。

デジタルデータ

プライバシーを保護するためにも、パソコンやスマートフォンに保存されたデータ、SNSのアカウントなど、デジタル上の情報も適切に管理しておきましょう。特に大切なデータはバックアップを取っておき、アカウントやパスワードの管理情報を残しておくことが大切です。

思い出の品

子供の頃のアルバムや手紙、成長記録などは、感情的な価値の高い物です。処分しにくいですが、大量のアルバムなどはかなりのスペースを取るため、デジタル化して保存するなど工夫して対応しましょう。

人間関係

終活における身辺整理では、人間関係を整理することも重要な要素となります。人とのつながりを見直し、自分が亡くなった際に連絡をしてほしい人のリストを作成しておきましょう。現在の人間関係において解決すべき問題がある場合は、早めに対処しておくことをおすすめします。

身辺整理を成功させるためのポイント

身辺整理を成功させるためのポイントは、以下の通りです。

 

  • 遺言書を作成する
  • 目標を決めておく
  • 難しい場合は業者に相談する

 

1つずつ解説します。

遺言書を作成する

自分の意思を明確に示すためにも、遺言書の作成は特に重要な作業です。遺言書を作るのに抵抗がある場合はエンディングノートを作成し、財産の情報やデジタル遺品の取り扱い、思い出の品の継承方法などを記載しておきましょう。多くの財産がある場合は、年齢にかかわらずできるだけ早く専門家に相談し、遺言書を作成することをおすすめします。

目標を決めておく

身辺整理を途中で断念しないためにも、明確な目標を設定しておきましょう。「○月○日までに不要なものを全て処分する」「1ヶ月以内にこの部屋の整理整頓を完了する」などのように、具体的な目標を立てることが大切です。

難しい場合は業者に相談する

身辺整理には、かなりの労力と時間を使います。身辺整理がなかなか進まない方や、途中で断念しそうな方は、専門の業者に相談することも選択肢の1つです。遺品整理業者等の専門家に依頼すれば、適切なサポートやアドバイスを受けられるため、より効率的に終活を進められます。

綿密な計画を立てて身辺整理を成功させよう

本記事では、終活における身辺整理について徹底解説しました。身辺整理は、物理的な整理整頓はもちろん、精神的な整理も含め総合的に取り組まなければなりません。これからの人生を充実させるためにも、早い段階から準備を始めて着実に進めていきましょう。1人ではなかなか踏み切れないという方は、専門の業者にぜひ相談してみてください。

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