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一人暮らしの人の遺品整理は誰が行う?進め方や注意点を徹底解説

一人用のベッド

 

一人暮らしの人が亡くなった場合、遺品整理や手続きなどの対応は誰が行うのでしょうか?また万が一、孤独死してしまった場合にも、注意しなければならないことがあります。本記事では、一人暮らしの方が亡くなった場合の対応について解説します。身近に一人暮らしの高齢者がいる方や、自分自身が独居で不安を感じているという方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

一人暮らしの人が亡くなった場合の問題

一人暮らしの人が亡くなった場合、以下のような問題が生じることがあります。

 

  • 遺産の把握が困難
  • 遺産の量が多い
  • 遺品整理を急がなければならないことも
  • 部屋の原状回復が困難なことも

 

1つずつ見ていきましょう。

遺産の把握が困難

故人が一人暮らしだった場合、遺産の把握が困難であることがほとんどです。重要書類の保管場所や、金融資産や貴重品の置き場などを探すのに、時間と労力がかかることも少なくありません。

遺産の量が多い

一人暮らしの高齢者の中には、体力が落ちて片付けができなくなっている方もおられます。また認知症状や収集癖により、物が捨てられなくなっているケースもあるため、遺品の量が膨大になっているかもしれません。

遺品整理を急がなければならないことも

賃貸物件に住んでいた場合、退去の日時が指定されることがあります。そのような場合は、遺品整理を迅速に行わなければなりません。賃貸の契約期間を延長できる場合もありますが、追加の費用がかかります。

部屋の原状回復が困難なことも

孤独死などで発見が遅れた場合や、部屋がきれいに使われていなかった場合、部屋の汚損が激しいかもしれません。現状回復に時間と費用がかかるため、遺族にとって大きな負担になるでしょう。

一人暮らしの人が亡くなった場合の部屋の片付けは誰がする?

一人暮らしの人が亡くなった場合、部屋の片付けは誰がするのかをケース別に紹介します。

持ち家の場合

持ち家で一人暮らしをしていた場合、遺族が遺品整理を行うことになります。相続人がいる場合は、もちろん相続人が優先です。相続人は、故人の権利全てを相続することになるため、片付けの責任も引き継ぎます。

賃貸物件の場合

賃貸物件に住んでいた場合は、故人の連帯保証人にあたる方が片付けをします。相続放棄した遺族であっても、連帯保証人になっているのであれば、その人が責任を持って片付けて、部屋を返却しなければなりません。また、賃貸の連帯保証人や相続人以外の方は、勝手に入室して遺品整理を行ったり、契約の解除を行ったりすることはできないため注意しましょう。

一人暮らしの人が亡くなった場合の対応

一人暮らしの人が亡くなった場合、一般的な流れは以下の通りです。

 

  • 連絡を受ける
  • 申請書を提出する
  • 葬儀を行う
  • 遺品整理を行う

 

それぞれ解説していきます。

連絡を受ける

一人暮らしの方が自宅で亡くなると、警察や管理会社から連絡がきます。

申請書を提出する

死亡を確認したら、死亡届けと死体火葬埋葬許可交付申請書を提出する必要があります。死亡届を提出することが公的な死亡記録となるため、相続手続きや保険の請求前に必ず行わなければなりません。死亡日から7日以内に、市町村に届け出ましょう。死体火葬埋葬許可交付申請書がないと、業者が火葬を行うことができません。葬儀を滞りなく進めるためにも、必ず用意しておいてください。

葬儀を行う

遺族が葬儀の準備や手続きを進めます。葬儀社の選定や費用については、複数名で話し合っておくと安心です。準備について相談できる方がいない場合は、葬儀社や専門家に相談しながら進めましょう。

遺品整理を行う

最後に、故人の部屋と遺品の整理を行います。必要なものは保管し、不要なものは適切な方法で処分しましょう。時間や体力の問題で遺品整理を行うのが難しい場合は、遺品整理の専門業者に相談するのも1つの方法です。

孤独死した部屋の遺品整理を行う際の注意点

万が一孤独死してしまった場合、部屋の遺品整理を行う際の注意点は以下の2点です。

 

  • 安易に入室しない
  • 害虫駆除を優先する

安易に入室しない

孤独死で長期間発見されなかった場合、室内の環境が悪化することがあります。腐敗臭が広がっていたり、腐敗液が壁や床に染み込んでいたりすることもあるため、衛生面の問題が生じていることがほとんどです。このような状態の部屋に防護服なしで入ると、雑菌による感染の危険性が高まります。健康を守るためにも安易な入室は控え、専門業者に相談しましょう。

害虫駆除を優先する

孤独死のあった部屋では、害虫が発生していることも少なくありません。ゴキブリやハエなどは、放置していると永遠に増え続けてしまうため、近隣トラブルを防ぐためにもできるだけ早く解決しましょう。

一人暮らしの人が亡くなったら業者に相談しよう

本記事では、一人暮らしの方が亡くなった場合の対応について解説しました。独居の方が亡くなった場合、遺された情報が少ないと遺品整理が難しくなるものです。損をしないためにも、豊富な知識と経験を持ったプロの遺品整理専門業者に相談しましょう。

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